田附興風会 医学研究所北野病院 財団創立100周年おめでとうございます。
長い間苦しまれた膿胸を京都大学で癒された田附政次郎氏は、京都大学に多額の私財を託され、大正14年に財団法人が設立されたとお聞きしました。その後「最高の治療を大阪の地に」という田附氏の言葉に共感された当時の關一市長により大阪市の用地の供与を受け昭和3年120床の病院が発足、「北野病院」と命名され現在の北野病院に連なるとのことです。
平成3年地域医療連携室を全国でも有数の早い段階で開設されたこと、また私が平成8年大阪市北区医師会理事を拝命したすぐに北区医師会病診連携委員会に参加され病院、診療所との連携をいち早くシステム化していただき、北野病院は地域医療に多大な貢献をされております。日本有数の高度医療を地域の方々へ惜しみなくご提供いただく姿には、いつも頭が下がる思いです。次の100年に向け田附興風会 医学研究所北野病院の更なる発展を心より祈念いたします。